連休明け、いかがお過ごしですか?
子育てサポート型の音楽レッスン<ハピネススマイル>のyuko です🎻✨
さて、前回は<自己選択・自己決定スキル>を育むことの大切さについて
お話をしました
今回は続編で、日々の暮らしの中で見かける、
自己選択や自己決定を失いやすい場面についてをテーマにします
前回と差別化するためにあえて、自主性という表現に変えさせていただきますね
「自主性の芽を育む」
子どもが主体的に何かをしようとする場面は、
学びのチャンスです
そして、それが最も起きやすい場面のひとつが、<遊び>の時です
それも、自由度が高い遊びの時は、最高の学びの機会であると考えられます
今回は、<ついやってしまいがち>な例をあげてお話します
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私が実際に遭遇した場面でのエピソードなのですが・・・
ある時、幼児さん(女の子)を育てておられるママさんに会いに、
お宅をご訪問しました
お子さんはママが大好き
ご自宅で過ごす時には『かまってー』『私に注目してー』という行動が多めで、
日常的に、他の誰かとママが話していると、じっと待つのが難しい様子でした
ですが、この時は同じ部屋の中で上手に1人遊びをしていました
(1人遊びを始めるまでは、久しぶりに会うということもあり
人見知り全開だったので、私が少しの間一緒に遊びました)
大人の話が一瞬落ち着いた時のこと。。。
そのお子さんのママは「◯◯ちゃん、大丈夫?粘土やる??」と
話しかけました
大好きなママの提案なので、その子は遊びを中断して注意を向けます
(その時点で、粘土をやりたいとは発していませんでした。手元の遊びで
十分楽しんでいました)
しばらくするとまたママはお子さんに話しかけます
「◯◯ちゃんターイム!ねえ、粘土出そうか?(←お子さんにとってのご褒美だと思っての
ままの言動です)」
するとお子さんは「うん、粘土やるー」と言いました
「わかった!じゃあママ用意するね」
ところが、ママは大人の話の続きを思い立ったようで、粘度のことは忘れたのか
作業を伴う大人同士のやり取りを始めました
すると、もちろんお子さんは気付きます‥
「ママー!!粘土は??」
「あ!ごめん◯◯ちゃん、ちょっと待ってー」
えーーーーーーーー (←お子さんと私の心の声)
その後、粘土出してコールは大音量で続きました
(こうなる前に、まず優先すべきは???もちろん、お子さんでした)
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さて、お子さんのために良かれと思ったママの行動でしたが、
整理していきますと‥
①まず、お子さんはそもそも1人で上手に遊べていた
(ここをまず褒めてあげるとよかったです)
②お子さんを放置していると思って、かまってあげるつもりでママは声をかけた
(お子さんはせっかく自分で工夫していた遊びを中断した)
③再び遊び始めたお子さんに、またママは声をかけた
(お子さんの遊びの様子に注目できるとよかったです)
④お子さんは、ママの提案を受け入れた
(大好きなママのアイディアだから、遊びを止めて粘土をやることに
気持ちを切り替えた)
ここまでの流れですが、大人がお子さんの自主的に工夫していた遊びを
壊してしまったこと、尚且つ、半ば別の遊びを押し付けてしまった、、、という
状況となります
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このように、良かれと思った提案が、
お子さんにとって適したタイミングではなかったりですとか、
そもそも本来やりたくてたまらない遊びだったかどうかも不明だったり、、
ということが起きる場合があります
そして彼女の場合は、もしも粘土で遊びたいと本当に思ったとしたら、
自分からママに要求するスキルを備えていました
そして、事実、、この時、粘土は大して長続きせずに終わりました、、、
ひとつ一つは小さなことではありますが、
こうして日常生活の中で、大人が悪気なくお子さんの可能性を摘み取って
しまうことがあります
<受け身>であることよりも、<主体的に><能動的に>お子さんが
何かを選んだり決めたことを、まずは認めてあげること、
それがもし適切な内容ではなかった(例えば危険を伴う等)場合に
初めて大人が介入するといった、見守りの姿勢も大切だと考えられます
ぜひ、お子さんのしている遊びや、主体的な行動を、
よく観察してみてくださいね
お子さんの興味関心ごとには何か、理由があります🍀
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