母語を大切にする〜外国籍のお子さまとの関わり〜

こんにちは!5月最終日ですが、冷たい雨が降り、寒い日が続いています


さて、今回のテーマは<ことば>です

どちらかというと、言葉の発達促進という側面からお話ししていきます


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時々、言葉の発達がゆっくりなお子様の中で、外国籍の子どもさんと関わることがあります


まず、前提として(恥ずかしながら)私は語学が堪能、、では全くないのですが、

発達がゆっくりなお子様と関わる時に、自分が英語を話すとしたら遠からずなのでがないかと感じます

ましてや、その他の言語(例えば独語、仏語)など、挨拶も想起するのがやっとです、、、。

(いかに日々触れていないか、ということです)


言葉をゆっくり習得中の、外国籍の(あるいは親御様どちらかが日本語以外を話される環境)お子様の場合、<母語>を大切にしていく必要があります


ご家庭の中で使う言語があって、外では日本語を使う場合、

まずはご家庭でメインで使う言語を大事にし、軸としていくという意味です


ある時、在日韓国人の幼児さんの日本語での指導をした時期がありました

独り言やふと出る言葉は(単語ベースで)ハングルが多いお子様

でも、周囲を取り巻く環境は、幼稚園等を含めて全て日本語のみを使っていました

(親御様は日本語がとても堪能でおられました)


初めはなかなか意思疎通が難しくて、お子様本人もイライラする様子が度々ありました


・本人は目の前にあるものよりも、やりたいことが別にある

・自分のやりたいことだけ、自分のペースでやりたい!


それがお子様の意思でした


もちろん、尊重するけれども、さすがにやりたいことだけやるのならば、

ご自宅のくつろいだ環境で<自由時間>としてできるのが本人にとってもベストでしょうが、習い事としてわざわざ通っている以上は、何かしら新しいスキルを持ち帰って欲しい


そのようなわけで、そのこの好きなモチーフ(ブームはいろいろ変わりました)

を入れながら、新しい課題をできるように練習していきました


<できた時には褒める>ことが、学習の定着において有効ですが、

日本語の獲得数が少ない中で、ヒットするワードはあまりないなと感じた私は、

ハングル(韓国語)のフレーズを覚えて見ました


テバッ = すごい!

チャレッソヨ = 素晴らしい!

チョアヨ = いいね!

チャルヘッタ = よくできたね!


などなど、褒め言葉を主として使ってみました


種類は多すぎない方が日本語と混乱しなくていいのでは、と思いましたが

ちょうど良い塩梅だった様子です


肝心の反応ですが、笑顔が多く見られるようになりました


つまり、「今、褒められている!!」と気づいてくれたようです🙌


今回のテーマで何が言いたかったかというと、

物事を教える時に、相手に(相手の状況や環境に)寄り添うことが大切である、

ということです


日本では、『剛に入りては郷に従え』という言葉・慣わしがありますが、

学びの場では、学び手に寄り添うことがまず大事だと私は思っています


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